1964年、最初のスギ花粉症の報告があって以来、日本ではスギが多いこともあり花粉症は増加しています。花粉症の初期症状がみられたら早めの予防と対策が必要です。
花粉症の対策は花粉情報に注意し花粉に近づかないことが第一です。花粉症の原因となる野草は、スギ、ヒノキ、ハルガヤ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ等です。
また、症状としては、くしゃみ、鼻がムズムズする、鼻水、目のかゆみ、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、頭痛、イライラ等です。これらの症状がみられたら早めに受診しましょう。
花粉症になりやすいかどうかの素因はさまざまです。アレルギー性疾患をもつ両親がいる方、乳幼児期にアトピー性皮膚炎にかかっていた方は花粉症の素因をもっていることが多いと考えられます。
花粉症の予防には、花粉飛散量が少ない時期にお薬を始められることをお勧めします。花粉症のお薬には抗ヒスタミン薬、遊離抑制薬等があり、当院ではこれらの薬剤を組み合わせて治療をしています。ぜひご相談下さい。 |