有楽町線「麹町駅」より徒歩3分の
佐々木内科クリニック

東京都千代田区麹町4-4-6  麹町4丁目小倉ビル2F
TEL) 03-3264-3635   FAX) 03-3264-3650
JR「四谷駅」より徒歩5分 地下鉄有楽町線「麹町駅」より徒歩3分



 

SASAKI MEDICAL CLINIC
オリンパス メディカルタウン  当院関連記事

  内視鏡医向けに作成されたものです
  (オリンパス 『メディカルタウン』 より)




臨床現場密着レポート


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佐々木内科クリニック SASAKI MEDICAL CLINIC


ムダのない効率的な医療提供体制の確立は、患者さんに大きなメリットをもたらします。また、質の高い医療は施設の規模を問わず医療全般に求められる重要な要素です。これらを患者さんに一番近い医療提供の場であるクリニックで具現化しているのが、今回、第1回の取材に訪れた佐々木内科クリニックです。「医師がかかりたい医師を目指しています」という佐々木俊治院長(以下佐々木院長)。この信念は医療機器の選定をはじめ、診療方針にまで深く及んでいます。

 コンセプトは大病院との垣根を取りはらうこと
 最短距離で最新の医療を提供
 患者さんとの十分な対話により効率性をアップ
 内視鏡検査は安楽・安全がテーマ
 医師としての最高の喜びは“救命”
 “こだわり”を持つ




コンセプトは大病院との垣根を取りはらうこと

佐々木院長は国立がんセンターにて研修後、東京海上メディカルサービス、都立大久保病院の勤務を経て、地元である東京・麹町にて2002年5月に開業されました。開業にあたってのコンセプトは「大病院との垣根を取りはらい、地域の方々に身近なところで良質な医療を受けてもらう」こと。「プライマリーな段階での検査レベルは施設の規模に関わらず、どこでも同等に維持されなければいけない」、というお考えから、勤務医時代の施設と同レベルの検査が受けられることを原則に、医療機器の充実を図りました。「私は幸い素晴らしい師匠に恵まれて、医療の研鑚を積むことができました。その師匠から受け継いできた技術や見識をそのまま出していくことを一つの診療理念としています。医療機器の性能によってそのレベルが落ちてしまうようでは意味がありません。ですから医療機器の導入に際しては、機器の選定から仕様に至るまで事細かに注文を出しました。その道のプロである医師の目から見ても恥ずかしくない医療機器を整備したつもりです」。プライマリーな段階で使用する医療機器の選定において一切の妥協はありません。



最短距離で最新の医療を提供

佐々木内科クリニック内観ハード面で十分な下支えのある「佐々木内科クリニック」の特色を改めてお尋ねすると、「患者さんに最短距離で最善の医療を提供できること」との答えが返ってきました。佐々木院長はここを「大病院の窓口」と位置づけておられます。「連携病院では私自身が中枢に入っていけますので、当院を発信基地にして患者さんをその病院に送り、自在に診療・治療をして、退院したらまた当院でフォローする、といったことが可能です。フォロー段階でもいちいち予約をしなくても、当院で直ぐに内視鏡検査やエコー検査を受けていただくことができます。患者さんにとって非常にムダのない、良い医療環境をご提供できていると思います。それがここの最大のメリットです」。同クリニックでは患者さんの効率性と利便性を追及した“病診連携体制”が築かれています。ただ、一方で「大病院志向の強い人に、このシステムを理解していただくことは容易くはない」とも実感されています。今後の課題として「大病院志向の方にも、当院のメリットと存在意義を十分感じていただけるよう多くの実績を積み重ねていきたい」と語られます。



患者さんとの十分な対話により効率性をアップ

ビジネス街という土地柄、心身ともに癒される医療の提供も念頭に置かれている佐々木院長。患者さんとの対話には十分な時間をかけています。「勤務時代は膨大な診療数に追われ、今よりずっと時間がなく、患者さんの話もあまり聞いて差し上げることができませんでした。ここではある程度自分のペースで診療ができますから、メンタル的な部分での相談も含めて、時間をかけてお聞きすることができます。じっくりと対話することで、患者さんが持たれている背景や性格もおのずと見えてきます。それらも勘案して、その患者さんにとって一番良い方法をご提案しています」。佐々木院長は「これにより、医療の効率性をより高めることができる」と十分な対話のメリットを強調します。



洗浄装置内視鏡検査は安楽・安全がテーマ

内視鏡検査では患者さんの希望によってセデーションを採用されているそうです。検査施行時にはバックミュージックを流し、患者さんがゆったりとした気持ちで検査が受けられるよう環境面でも工夫を凝らしています。また、感染対策の観点から最新の内視鏡洗浄消毒装置(オリンパス社製OER-2)を完備しています。より安楽・安全に内視鏡検査を受けていただこうとする、佐々木院長の一貫した姿勢がそこにあります。



医師としての最高の喜びは“救命”

開業から約2年。内視鏡を通じて印象に残る出来事をお尋ねしてみました。「ここ千代田区には誕生月検診というものがあります。開業したての頃、その検診で便潜血陽性となった方が来院されました。そこで直ぐに大腸内視鏡を施行したところ、大腸癌が見つかりました。連携病院にて外科手術を受けていただきまして、今ではその方は元気に過ごされています。以前にもその方は便潜血陽性と出たことがあったらしいのですが、その時は精検には至らず、放置されてしまったそうです。幸い当院で早期のうちに発見でき、迅速な処置をすることができました。こうしたケースは開業してから幾度となく経験していますが、内視鏡で早期のうちに癌を発見し、患者さんの命が救えたとき、やはり医師として一番喜びを感じます」と述べられます。



“こだわり”を持つ

内視鏡佐々木院長は国立がんセンターで内視鏡の研鑚を積まれましたが、研修医時代に師匠から発せられた言葉の中に、今でも心に残っている言葉があるそうです。それは「私の内視鏡手技を批判的精神を持って見なさい」ということ。当時は、佐々木院長は内視鏡の初心者で、師匠の内視鏡手技は神様。神様の手技を「批判的精神を持って見ろ」と言われても、正直、理解できなかったそうです。しかし今は、その意味がとても良く理解できるとおっしゃいます。「師匠は多くの“こだわり”を持って内視鏡に取り組まれておられました。おそらく『人のやることを感心して見ているうちは、一人前ではない。自分なりの“こだわり”を持つようになってこそ一人前』と告げたかったのでしょう。私も師匠のこの教えから、現在ではたくさんの医療への“こだわり”を持って、日々診療に臨んでいます」。

「医師の“こだわり”は医療水準を高めていく」と強調する佐々木院長。最後に「これからもいくつもの“こだわり”を持って、地域の患者さんが求める医療を探求していきたい」と抱負を語っていただきました。




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