日本人の死亡原因の2位は心疾患と脳血管障害です。狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などがこれにあたります。この血管の病気は、動脈硬化が原因で起こり自覚症状がありません。症状のないまま、元気な方がある日突然倒れるという形で発症しますので、予防することが非常に大切な疾患です。
食生活の欧米化、喫煙、飲酒、高齢化などにより、動脈硬化の患者様は増加しています。動脈硬化を起こす危険因子は、加齢、肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、家族歴等、現在注目されているメタボリックシンドロームを基礎としています。こうした背景のもとで、血管の年齢を調べ、動脈硬化が進んでいるかを知ることは非常に重要で、生活習慣を見直す良い機会にもなります。
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危険因子 |
ウエスト |
男子85cm以上 |
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女子90cm以上 |
血圧 |
上130mmHg以上 |
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下85mmHg以上 |
血糖値 |
110mg/dl以上(空腹時) |
血中脂肪 |
中性脂肪150mg以上 |
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HDL40mg未満 |
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